お経木は7月27日(水)からお迎え頂けます。お盆のお参り(棚経)は8月1日~15日に自宅へお伺いし、厳修致します。
2022年7月25日
今年は梅雨明けが6月末に宣言され水不足が心配されましたが、7月は戻り梅雨で線状降水帯が各地で起き、川の氾濫や土砂災害で多くの方々が被災されました。
まずは、被害に遭われた方々のご冥福と一日も早い復興を祈願しております。
また蝉の鳴き声も盛りを迎えつつ、真っ白な入道雲と青空がとても綺麗な日も多くなりました。それに伴い、暑さも大変厳しくなってきています。熱中症対策を十分に心掛けてください。
さて、今年もお盆の季節となりました。お経木のお迎えは7月27日の9時からお迎え頂けますので、どうぞお越しください。ご自宅でのご読経(棚経)は8月1日から始まりますので、棚経の日程までにお迎えをよろしくお願い致します。そして、8月19日の大施餓鬼法要ですが、新型コロナウイルスの第七波が猛威を振っております。そのため、安全性を考慮し、昨年同様にインターネット上でご視聴頂く形とさせて頂きます。本来であれば、今年はお寺に来て頂き皆様の手でお焼香と水供養をして頂き、御読経をしたく考えておりましたが、とても残念に思います。お経木のお迎えに来て頂いた際に、大施餓鬼法要の番号札をお配り致しますので、その順番通りにご回向させて頂きます。紛失されませんように、よろしくお願い致します。
※施主様の名前(漢字)、戒名の漢字も一切出ませんのでご安心ください。
下記お盆・大施餓鬼会法要の案内となりますのでご参照ください。お迎えに来て頂いた際にも大施餓鬼法要のご視聴方法等説明させて頂きます。
【お盆・大施餓鬼会法要のご案内】
3月19日(土)13時より春季彼岸会を厳修致します。-『平』の智慧と『知足』の智慧-
2022年3月18日
まずは、このたびの福島県沖地震の災害により被災された皆様ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
また、今般の災害によりお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
そして、皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
今年は、特に寒かった冬がようやく終わり、新型コロナウイルスのオミクロン株が少しづつ収束へと向かい、春の日差しを楽しめるように感じていた矢先に、福島県沖地震が発生しました。さらに、海外に目を向けますと、ロシアとウクライナの戦争が始まりました。また、新型コロナウイルスの動向によっては、今年も多くの制限があることは予測されることです。まだ今年が始まってから3ヵ月しか経っていないにも関わらず、哀しい出来事が頻発していることに胸が痛みます。そして、これら多くの出来事を通して、命の大切さ、平穏無事であることの有難さ、平和の有難さを感じられる毎日です。かつて、日本人は正月に引く「おみくじ」で『大吉』を望むのではなく、『平(たいら)』を引く事を望んだと言われています。現在では、『平』を引く事が出来る神社は限られていますが、『平』には吉でも凶でもない「おだやか」「やすらかさ」といった意味が込められています。平和という文字も穏やかで和んた様を表し、「平穏無事な日々こそが最も尊い」として、『平』のおみくじを引ける事が人々の喜びでした。確かに平らで穏やかさを願った言葉には平という漢字が多く使われています。『平和』『天下泰平』『平穏無事』『一路平安』等の言葉や、『平城京』『平安京』『平成』等、これらは和やかな人々の生活や穏やかな国家を願った言葉です。しかし、時代が経つにつれ人々は、おみくじに刺激や興奮、欲望を求めるようになりました。つまり、大吉や中吉、大凶等細分化することによって娯楽化していきました。娯楽化の根底には、いつの時代にも人々の貪欲な欲望が根底にあり、人間の業を感じざるを得ません。現在の社会情勢をニュースで見聞きするにつれ、この『平』の幸せ、つまり穏やかで安らかさの幸せを再確認する必要があるように感じます。そして、この人間の欲望の業を抑え、『平』の幸せを再確認する方法として、仏教では『知足』の教えがあります。『知足』は読んで字のごとく、「足ることを知れ」という意味です。人の欲望には底が無く、求めれば求めるほど欲望が満たされないときに苦悩が生じます。この苦悩に囚われないように、多くを求め過ぎず、現状に満足をして、「ありがたい」と感謝の気持ちを持つことが大事であるという教えです。現代の私たちの生活は衣食住、どれをとっても豊かになっています。豊かだからこそ、足ることを知る「知足」は現代の私たち、全世界の人々が知るべき智慧と考えられます。皆様には「知足」(足ることを知る精神)を取り入れて日々の生活を今以上に充実させて行って頂けたら幸いです。
さて今年の春季彼岸法要ですが、今年も新型コロナウイルスの影響により、残念ながら皆様にお集まり頂いての法要は中止とし、僧侶のみの彼岸法要とさせて頂きます。彼岸法要の様子は福成寺のホームページのトップページにYouTubeを埋め込みますので再生ボタンをクリックして頂ければ、ご覧頂く事が出来ますのでどうぞご視聴下さい。法要の中で、ご回向も致しますのでお申込み下さい。もしも、ご回向されたい方は、メールやお電話からもお申込み出来ますので、どうぞお気軽にご連絡下さい。
【春季彼岸法要】
■日時 3月19日(土) 13:00より生中継
■御志納料 一霊 二千円 ※初めてお申込みの方は、故人様の俗名ならびに戒名をお伝えください。
■連絡先 (電話番号) 072-232-2797 (メール) fukujyouji.1538@gmail.com
春のお彼岸は、今年は3月21日の春分の日を中日として前後3日間の合計7日間をいいます。この期間にお彼岸法要や御先祖回向を行うのは、『観無量寿経』というお経の中に、西方に沈む太陽から極楽浄土を思い描く修行法が記されており、浄土宗のお仏壇に向かって右側にいらっしゃる善導大師(ぜんどうだいし)が書かれた『観経疏』の中で、彼岸は太陽が真西に沈むところを極楽浄土と観想して自身の往生と御先祖様の供養、阿弥陀様への感謝をするのに適した期間と記されているからです。極楽浄土が西方にあることは『阿弥陀経』の中で明記され、あの太陽が真西に沈む先に極楽浄土があり、御先祖様もそこにいらっしゃると説かれています。是非お彼岸法要のご回向にご参加頂き、御先祖様を偲び、自分が今あることに感謝して、御先祖様の供養をするとともに、自らも極楽往生できるよう御精進ください。
1月1日午前0時より修正会を厳修致します。ホームページから生中継をご覧いただけます。
2021年12月31日
本年は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
はじめに、新型コロナウイルス感染症により、お亡くなりになられた方々に哀悼の意を表するとともに、現在治療中の皆様の一日も早い回復をお祈り申し上げます。また、地域医療を守るため、今も最前線でご努力いただいている医療関係者の皆さんに、心から敬意と感謝の意を表します。今年も幾度となく不自由な生活を余儀なくされ、生活も一変された方々も多くいらっしゃるかと思います。しかし、今年はワクチン接種の普及も進み、国産治療薬の開発も少しづつではありますが前進している報道を見聞きするようになりました。今年は東京五輪も開催され、選手同士が競い合い切磋琢磨されるお姿や協力、支え合う様子に感動と勇気をもらいました。足元では変異株の流行や感染者数の推移は一進一退ではありますが、昨年より今年、今年より来年、国民全員が一丸となり努力をした結果、ますます穏やかで安心できる日常が戻る一年となるよう祈念しております。
さて、令和四年1月1日午前0時から執り行います修正会ですが、残念ながら今年も皆様にお集まり頂くことは出来ません。こちらのホームページからご覧頂くことが出来ますので、ぜひご自宅からご覧頂ければと思います。修正とは、過ちをあらため正しきを修めるということで、修正会も、過去の誤った行いや罪を悔い改めて新しい年の始めを迎えようという法要です。“一年の計は元旦にあり”とある通り、1年の始まりに、過去を顧み今年のしっかりとした計画を立て、物事に臨むことが大切だと教えてくれています。そして、修正会では、阿弥陀経を読誦し、天下泰平や人々の幸福を祈る法要を執り行います。心を落ち着け、清浄たる極楽浄土を思いながら法要をご覧下さい。
【修正会】
令和四年 午前0時より法要開始 ※紅白歌合戦の後すぐです
・ホームページよりご覧ください
年末に向け何かとご多用かと存じますが、お身体にお気をつけて良き新年をお迎えください。
福成寺一同